千田琢哉さんが好きだ。
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あのバシッと言い切るスタンスがたまらない。
文筆家デビューされてからまだ8年と経っていない現在(2015年5月時点)で、すでに100冊以上の本を出されている。
20代を中心としたビジネスパーソンに大人気だ。
本の構成はとても読みやすい。
だいたいどの本も章がズラッと並ぶ形で、本文はそれぞれ短くまとめられている。
エッセンスを凝縮してセンテンスを短くしようとすると、相当な技量がないと務まらない、と思う。
読点を駆使してダラダラダラダラ長文にするより、はるかに難しいはずだ。
それでいて、言葉がズッシリ心に沁み入ってくる。
ご自身のサラリーマン時代はかなりご活躍されたようだが、充分に納得できる。
とてつもなくリアリティをともなっていて、一語一語の破壊力がハンパではない、と僕は感じる。
千田さんのたくさんの本に、僕はとても助けられた。
特に仕事において、千田さんとの出会いがなければと思うとゾッとしてしまう。
3年ほど前に、本屋でたまたま、本当にたまたま、『20代で群れから抜け出すために顰蹙を買っても口にしておきたい100の言葉』(かんき出版)を手にしたのが最初だった。
タイトルが長すぎる、「顰蹙」という超難しい漢字がわざわざタイトルに入れられている、など不審な印象を持ったが、試しにパラパラと読んでみた。
おもしろすぎる!
P.228の答え「顔。」に、最も電流が走った。(他にも何十箇所で電流は走ったが)
言葉における究極は、1文字で心を動かせるかどうかだ。
経験に裏打ちされた“重い”言葉は、強く清々しい。
引続き、僕の本棚には千田さんの本が増え続けている。
千田琢哉さん、いつもありがとうございます。