“変幻自在”に酔いしれろ!オールラウンダーのすごさに圧倒されるブログ。
世の中には、尊敬を集めるブログが確かに存在する。
ただ単に雑多に綴った寄せ鍋ブログと、膨大なインプットに基づいた戦略的ブログでは、全然違う。
前者は芸能人に見られがちだが、そもそも知名度及び絶対的な狂信票がある場合が多く、「今日は“何とかパスタ”を食べました~。おいちかったぁ」でも死ぬほど閲覧される。
後者はあふれんばかりの知性がそこら中で下支えしている。
僕みたいなヘナチョコが語るのも多分に恐縮なのだが、尊敬の念を集めるブログは、やっぱりすごい。
そして素直にうらやましい。
たとえば、こちらのブログ。
運営者は「かえるくん地球を救う」さんで、日々地球以外も救っておられる御仁だ。
広告業界にお勤めだそうで、好きなものの3番目に「可愛い女の子」を挙げるお茶目さをあわせ持っておられる。
各記事を読んでいただければすぐにわかるが、こちらのかえるさん、とにかく圧倒的な量の読書をされている。
インプットのボリュームがハンパではないのだ。
否が応でもあふれ出してくるのだろう、そのエッセンスがアウトプットに見事に投影されている。
記事のジャンルは多岐にわたる。
読書論から勇猛な体験談、ナンパの考察からお金論まで、よくもまあここまで立体的な話が展開できるものだと敬服してしまう。
まさしくオールラウンダーだ。
何より圧巻なのは、全く違う土俵のネタを有機的に結合しておられるところだ。
「え?そのネタとあのネタをくっつけられるんですか?」という宇宙的な結びつけは常人にできる芸当ではない。
視野の幅も変幻自在だ。
時には超俯瞰状態から、時にはあり得ないくらいに寄って、事象を多角的にとらえておられる。
右にミクロ、左にマクロの視点を持つ双頭竜は、陰と陽の両面攻撃で一体をなす。
こういう書き方をすると、「すごく専門的で難解なブログなのか?」と思われるかもしれないが、大丈夫だ。
わかりやすく読みやすいように、目線はきっちり下げてくれている。
日常生活にふれる話題も多数登場する。
記事の中にはけっこう自虐ネタもあるのだが、これがまた実にサワヤカでいい。
ただ単に「僕をあざ笑ってくれ」という表層的なさらし記事ではなく、自虐をベースに進化論を披露してくれたり、レアな知識を授けてくれたりする。
自虐ワードは自然に盛り込まれており、そこに後ろ向きの卑屈感は漂っていない。
文章展開のテクニカルな部分はマネできないとしても、この「自らの恥部をサワヤカにネタにする」無垢な空気感は、たとえば営業マンなどが見習える点ではないかと思う。
ぜひ一度お読みになっていただきたい。
読んでいるうちにどこかの高揚スイッチが押されるはずだ。
ダイソーのタマゴ型洗濯グッズはプチ手洗いの救世主。
ダイソーのタマゴ型洗濯グッズがあなどれない。
あなどれないどころか、僕は救世主とすら思う。
その名を『ハンディやわらか洗濯板』という。
名前から正確な形は想像できない。
「洗濯板」と銘打っているので、いわゆる
“板”を想像してしまいそうになる。
どのくらいハンディなのかも、名前だけではわからない。
実際には手のひらにすっぽり収まるサイズで、
タテ(長い方)が7cm程度だ。
ホンマもんのハンディだ。
ゆでたまごをパッカーンと真っ二つにしたような形状で、
素材はシリコーン。
裏面には「EGG」と書かれている。
謎のタマゴ型マーク?もついている。
※それぞれの10円玉は大きさ比較のため
白系のシャツなど、襟元と袖口の汚れが目立ちやすい服を
洗濯する時に、このタマゴが活躍する。
まずボディの大半を占めるギザギザ部分で汚れを浮かせ、
次に先端のツブツブで浮いた汚れを取り去る。
「かき出す」といった方が正確だろうか。
ギザギザで浮かせて、ツブツブでかき出す順番だ。
僕は洗濯機の中で、水がジャーと出始めてから使う。
水にまみれているので、実際には汚れが浮いている
瞬間を目撃したことはない。
それでも洗い上がりを見ると、気になっていた汚れは
明らかに薄くなっている。
正直、漂白剤をまぶしたような真っ白さにはならない。
だが、“気になる度合い”は明らかに下がる。
「何なら別洗いだけで真っ白にしてやるぜ!」という
ハードなゴシゴシ派が手にする武器ではない。
手軽にプチ手洗いしたい時に最もパワーを発揮する。
このタマゴの“救世主な点”は3つ。
①いわゆる洗濯板ほど大がかりではない
ザ・洗濯板の場合、わざわざ別洗いするために
洗濯機から離れた場所で作業しなければならない。
シャツの「ちょっとした」気になる部分のために
作業時間が増えるのはツライと感じてしまう。
その点、このタマゴは洗濯機を回す「ついでに」、
手軽に汚れ落としができる。
ハンディサイズなので、もちろんとても軽い。
②素材が服に優しい
このタマゴはシリコーンでできている。
つまり、やわらかい。
仮にゴシゴシゴシゴシこする場合でも、
服を傷つけるのでないかという不安は少なくなる。
ゴムでもないため、すっぱいニオイもしない。
③洗剤を服ではなくタマゴにつけられる
「ちょっと」気になる汚れ程度で、洗濯洗剤を
服に直接べチョッとつけるのは、少し抵抗がある。
生地に悪そうだし、何より洗剤がもったいない。
このタマゴはハンディなので、洗剤をちょこっとつけて
使うこともできる。
洗剤つきの「洗濯板の方を」片手で動かすイメージだ。
僕はしっかりめに汚れと戦いたい時は、タマゴの
ツブツブに洗剤を少量たらして使う。
ギザギザの方でもいいのだが、ツブツブの方が面積が狭いため、
手を動かす時に機動力がある。
洗剤はタマゴの方についているので、汚れが気になる
箇所が複数あっても対応できる。
(もちろんゴッシゴシこすり倒したい時は別だが)
ここまで揃って、わずか108円。
おそろしいくらいのコストパフォーマンスだ。
ダイソーさん、いつもありがとうございます。
ABC(朝日放送)の清水次郎アナウンサー。
清水アナウンサーの野球実況は、聞いていてとても心地がいい。
僕はABCで阪神タイガース戦が放送される時、ラジオも含めて「今日は清水さんかな?」と事前に確認するくらい楽しみにしている。
清水アナウンサーが好きな阪神ファンも多いはずだ。
なぜこんなに心地よいのか、勝手に理由を挙げてみる。
①声がスッと入ってくる。
②ものすごく聞き取りやすい話し方。
③阪神タイガースを心の底から愛しているのがひしひしと伝わってくる。
④暗さを微塵も感じさせない。
⑤同席している解説者の名前を適宜紹介してくれる。
⑥出塁しているランナーの名前を適宜紹介してくれる。
⑦同席している解説者への話の振り方がうまい。
⑧語彙が豊富で、試合状況の説明やたとえがわかりやすい。
⑨相手チームに露骨な嫌悪を示さない。
などなど。
①と②については、「プロのアナウンサーだから」と言われればそれまでだが、好みの問題もあるのかもしれない。
④については、阪神側が打ったり好守を見せれば、知的に熱く実況してくださり、逆に打てなかったり守備のミスが出た時は、お咎めトーンではなく静かにかつ残念そうに事実を告げてくださる。とても感情移入しやすい。
⑤と⑥については、放送中の紹介の数がそもそも多いし、タイミングがとても視聴者(聴取者)思いに感じられる。テレビでいえば、途中から見始めた時や画面を一見しただけではわからないような時など、「いつ見ても試合状況がつかみやすい」という印象だ。
⑦と⑧については、話を振ったり口を挟んだりするタイミング、言葉の選び方、どれをとっても進行に知性を感じる。解説者も非常に答えやすそうだ。「俺は野球をわかっているぞ」という傲慢な態度は一切見せず、とても謙虚に進行してくださる。
⑨については、たとえ視聴者(聴取者)の大半が阪神ファンとわかっていても、相手チームとそのファンに不快感を抱かせないように配慮されている。たまに公私混同したような「ただの熱狂的ファン」っぽい実況者も見かけるが、清水さんはその対極だ。
基本的に個人のスキルに大きく左右されているが、大切なのは⑨だ。
見て(聴いて)くれている全ての人たちにいかに思いを寄せられるかだと思う。
解説者ならまだしも、本来実況者というのは試合を俯瞰する中立の立場だ。
相手チームとそのファンからすれば、露骨に「負けてくれ」姿勢が見えると(阪神ファンはうれしいが)気分が悪いだろう。
人間なので私情が入ってしまうのは仕方がないものの、そこでできるだけ全員が気分よく試合を見れる(聴ける)よう気遣いを図ることは、決して無駄ではないと思う。
清水次郎アナウンサー、いつもありがとうございます。
ドラッグユタカの薬剤師さん。
ドラッグユタカ(全国規模ではない)というドラッグストアのとある店舗に、素敵な薬剤師さんがいる。
知り合いが取り置きを依頼した時の話だ。
ある商品の在庫確認と取り置き依頼が目的で、なじみの薬剤師さん(仮にAさんとする)指名でお店に電話をかけた。
その時はAさんは不在で、お店からは「ご依頼の商品はございます。お電話いただいたことはAに伝えておきますね」との返事で電話はいったん切られた。
数時間後、Aさんよりコールバックがあった。
「ご依頼の商品ありますよ。ちょうど割引券がありますので、商品に貼っておきますね。いつでも来てください」
来店時にAさんが不在でも(どの店員さんが対応しても)確実に割引が受けられるよう、配慮してくれたのだ。
「今割引券が出ている時期なので、合わせて持ってきてくださいね」ではない。
これが既存顧客を大切にするということだ。
割引券の存在を教える + その実券を用意する + 確実な割引享受を段取りする、という3段階のひと手間が顧客を惹き付ける。
Aさんはもちろんマーケティング的な視点から言ってくれたわけではなく、生来の人柄から出た好意であろうと思う。
さらに言うならば、
①電話応対した店員さんが内容をAさんと共有する
②話は完結しているにもかかわらず、Aさんがコールバックしてくれる
の時点でお店全体の好意は始まっている。
顧客みんなに進んで割引しましょう、と言いたいのではない。
今回の商品の金額は大きなものではないが、イヤらしい店舗なら、こちらが割引券の存在を知らないのをいいことにそのまま「ただ買わせる」かもしれない。
場合によっては、越権行為としてAさんは会社からお咎めを食らう可能性もある。
そのリスクを背負ってでも、顧客を大事にしたいという姿勢がカッコイイのだ。
そのような待遇を受けた顧客(特に女性)は、周りに話す。
そしてジワジワと広まる。
Aさん目的の新規顧客が増え、既存顧客に進化する。
顧客を思う気持ちから生じる好循環は、強い。
解約忘れ(月額徴収系)の確認。
長い間、解約するのを忘れて月額料金を払い続けている場合がある。
インターネットバンキングで過去の取引を整理していたところ、280円の引き落としがあった。
請求元はアプラス(TSUTAYAのTカードとクレジットカードがセットになったもの)となっている。
そういえば、かつて同じ案件に気づいたものの、何かの手数料だと勝手に解釈してほったらかしていた記憶が蘇ってきた。
金額的にも大きくないし、確認するのがめんどくさいというのも正直あった。
よく見ると、毎月毎月280円が引き落とされている。
今回ふとちゃんと確認しようと思い立ち、アプラスHPからログインして支払先を確認してみたところ、ワイヤレスゲートと記載されている。
ワイヤレスゲート?
正直ピンとこず、HPを見てみた。
どうやら、wi-fiサービスを提供している会社らしい。
毎月定額を払えば、特定の場所でwi-fiに接続できるというサービスだ。
サービス内容の確認と、それが本当に今の自分に必要かどうかを見極める目的で、ワイヤレスゲートに電話してみた。
ヨドバシカメラでパソコンを購入した際に、同時に契約したサービスだと判明した。(本体価格を安くするのと抱き合わせで実施されるパターンだったかもしれないし、eモバイルの申込とセットになっていたものかもしれないが、そのあたりの記憶はあやふやだ)
当初は屋外でのパソコンのネット利用を想定して、申込に至ったような覚えがある。
しかし実際は、思っていたほどパソコンを持ち歩くことはなかった。
にもかかわらず、実に6年間も料金を払い続けていたことがわかった。
金額が小さかったからよかったものの、忘れていてあるいは勘違いで、実態にそぐわないお金を毎月何年間も払い続けていたとは、いやはや情けない。
特に、今回のように何かとセットで契約する場合は要注意だと痛感した。
こちらから申し出ない限り自動的に徴収され続けるパターンは、忘れがちになる。
ポイントがつくからと専用のクレジットカードを契約して、ついつい年会費を払い続けてしまうあのパターンと同じだ。
※何かとセットのパターンは、最低継続年数が定められている場合もある。
「忘れている」という状態は、実におそろしい。
そして「めんどくさい」などの理由で無駄な出費を重ねるのは、もっとおそろしい。
たとえ少額でも、出ていくお金の管理・把握は厳しくするべきだと反省した。
ヒーローのクラクション。
クラクションがオシャレで正しい使われ方をする場面に遭遇した。
横断歩道の手前で信号待ちをしている車の列から突如クラクションが聞こえた。
音の方向からして、先頭車両から鳴らされたっぽい。
特にトラブルめいた怒声は聞こえてこない。
横断歩道を見ると、小学生2人が点滅状態を走って渡ろうとしていたところで、そのクラクションによってビックリして急に止まったらしい。
そして小学生が止まるのとほぼ同時に、反対車線に向けて別の車が交差点から急左折してきた。
危なかった。
クラクションによって小学生が止まっていなければ、左折車と接触していそうなタイミングだ。
瞬間的に事態を理解して、クラクション元を思わず見てしまった。
浅黒い肌の、精悍なおっちゃんがドライバーだった。
僕は自然にニヤリとしてしまった。(危うくグーサインを出しそうになった)
道路交通法では、クラクション(警音器)に関して
「基本的には鳴らしてはいけない」
「特定の場合は鳴らさなければいけない」
「危険を防止するためやむを得ないときは鳴らしてもよい」
という3種が規定されている。
「危険を防止するためやむを得ないとき」の一例として「車両の接近に気がつかずにその前方を横断しようという歩行者を認めた場合」と定めた判例もあるそうだ。
おっちゃんは小学生と左折車のスピード感を把握していた上にオシャレで正しいクラクションの使い方をした。
コンマを争う一瞬で、とっさにクラクションを鳴らす判断がすごい。
大半の人は、「危ない!」と思って動作が止まってしまうのではないだろうか。
これぞヒーローのクラクションだと思った。
クラクションには、とかく怒りの感情がセットになっているイメージがある。
プラスの感情によって、命を救うクラクションもあるのだと知った。
サクラクレパス『写真ペン ツインタイプ 油性』。
写真の上からダイレクトに書けるので、便利だ。
厳密には、写真やイラストがあしらわれた“ツルツルした”紙の上に書けるので、便利だ。
太さは「細」と「極細」の2種類が表示されているが、個人的には「極細」でもそこそこの太さがあるという印象だ。
“しっかり書ける”点が重視されているのだろうか。
さらに細かい書込み用に、「超極細」とか「極極細」などができると、もっとうれしい。
僕は絵ハガキの写真部分に書込む時に使っている。
絵ハガキは通常、表面の宛名との間を罫線で区切ってメッセージを書くのがルールとされている。
そうすると、写真とメッセージをセットにすることができない。
また、あまりにオープンで、配達人をはじめ手に取った色んな人にメッセージが見えてしまう抵抗感もある。
そんなルールを破る時に、このペンは活躍する。
写真にメッセージを添えると味が生まれる。
ルールを無視した方が相手に刺さる場合もある。
僕はメッセージが乗っかっているあたたかみの方を重視したい。
もちろん、写真自体をキレイなまま完全体で見せたい時は別だが。
ちなみに、「絵ハガキのルールを破っていますね」と指摘を受けたことは一度もない。
サクラクレパスさん、いつもありがとうございます。